2019年 6月入選作品 (2019年5月応募分から) <順不同>


自 由 吟

時々は染めなおしてる赤い糸 やんちゃん(福島県二本松市・57歳)
婆ちゃんは電話口ではお嬢様 鴨井喜子(福島県会津若松市・72歳)
妻の特技は笑っても直ぐ怒れます 佐藤 光(東京都豊島区・76歳 )
もと笑窪シワの奥から幼顔 坂本孝子(東京都豊島区・80歳)
今あるを辿れば猿の親が居た 風間なごみ(山梨県甲府市・79歳)
御朱印をライフワークに小旅行 粒良園枝(東京都三鷹市・64歳)
旅の友アメお茶柿ピーあと夫 内田順子(東京都三鷹市・66歳)
幼児にも席譲られて苦笑い 杉山鈴谷(東京都豊島区・82歳)
年老いて連休騒ぎ他人事 田坂泰子(東京都杉並区・70歳)
大型の休みのりきり妻のびる 新妻昌子(東京都三鷹市・年齢不詳)
平成と言い間違えて3回目 寺井一也(石川県珠洲市・62歳)
団塊の世代令和で幕下ろす 荘子 隆(宮崎県宮崎市・68歳)
夏前に早くも暑さランキング いいだひでき(東京都武蔵野市・62歳)
ことさらに笑顔振り撒く選挙カー 吉澤康裕(東京都豊島区・77 歳)
負けっぷりのよさを好かれて増す仲間 沢田正司(愛知県常滑市・81歳)



課 題 「光」  

光り物いっぱい付けたクラス会 やんちゃん(福島県二本松市・57歳)
オバサンの顔に逆光味方する 亀津房子(東京都大田区・67歳)
記念にとダイヤが光る皴の指 鴨井喜子(福島県会津若松市・72歳)
ウォーキング蛍光色で身を固め オクラの花(静岡県磐田市・78歳)
頭なら光誰にも負けないぞ 臨海和笑(東京都江戸川区・83歳)
木漏れ日の下微笑みの集いの輪 松永成三郎(千葉県船橋市・83歳)
春浅き光やわらか野辺送り 長島秀治(千葉市中央区・80歳)
木漏れ日に遺影の妻の頬ゆるむ 美川州平(神奈川県相模原市・88歳)
ひなたぼこ令和の光あたたかく 寺井一也(石川県珠洲市・62歳)
五月風歩いて嬉し影法師 國定伊代子(東京都千代田区・77歳)
凡人は光があって影がある 柳谷益弘(静岡県駿東郡・76歳)
原石の光が見える名コーチ 橋本湧水(埼玉県所沢市・69歳)
稲光り音より先に皆んな逃げ 木村忠信(東京都豊島区・79歳)
雷がこわくて様をつけて言う 萩原倫子(東京都千代田区・71歳)
田植え前水はる田んぼ月明かり 鎌田康裕(山形県鶴岡市・82歳)
大根が竹光かざす村芝居 二束三文(東京都豊島区・77歳)
星日月光いい令和き令だ和 筆凛道(青森県つがる市・62歳)
定年後東京の灯が遠くなり 藤井敬三(東京都稲城市・78歳)
光るから夏の蛍に人は来る 荘子 隆(宮崎県宮崎市・68歳)
エジソンと幸之助には感謝する 岡本充敏(東京都大田区・59歳)
老大国少しの光消えぬよう 岩窟王(さいたま市大宮区・74歳)
光り物つい目を逸らす廻る寿司 風間なごみ(山梨県甲府市・79歳)
未来より過去に光が当たる齢 はぐれ雲(東京都西東京市・69歳)
原爆の一瞬の光地獄みる 比良正弘(川崎市中原区・90歳)
慢心を𠮟って笑う欠けた月 山岸由美子(東京都中央区・年齢不詳)
落ち込んだ奈落の底で見た光 沢田正司(愛知県常滑市・81歳)
光まで吸い込む穴がなぜ写る 遠藤靖彦(千葉市稲毛区・79歳)
雨だれが光る頭を滑り落ち 本多秀司(東京都三鷹市・83歳)
努力して悩めば未来光り出す いいだひでき(東京都武蔵野市・62歳)
極寒にダイヤモンドのご挨拶 石田達夫(千葉県市原市・65歳)
ダイヤより光った皇后の笑顔 岡田久男(東京都大田区・79歳)





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