2017年 9月入選作品 (2017年8月応募分から)


自 由 吟

嫁さんが来ると爺ちゃん若返る 加藤祐子(東京都調布市・69歳)
イケメンの介護を受けて若くなる 山口恭子(東京都武蔵野市・67歳)
若作りしても二の腕ブルブルン 鳥飼洋子(東京都三鷹市・59歳)
増えていく健康器具と腹の肉 やんちゃん(福島県二本松市56歳)
くしゃみしてとれてしまったつけぼくろ 真田義子(仙台市太白区・72歳)
お互いが馬耳東風の仲の良さ よもやま話(奈良県宇陀市・74歳)
雷鳴に追われて急ぐ老いの足 中村百合子(東京都板橋区・85歳)
躓いて恋人つなぎすぐ離す 鴨井喜子(福島県会津若松市・70歳)
五輪来る三波春夫が目を覚ます 荘子 隆(宮崎県宮崎市・66歳)
濡れ髪も粋な小雨の盆踊り 杉山鈴谷(東京都豊島区・82歳)
夕立や見ているテレビ今ぬれ場 鎌田富美子(東京都豊島区・82歳)
声優は古稀になっても美人声 イカケヤ(名古屋市緑区・65歳)
雷鳴に夫婦喧嘩も小休止 和田ふみ緒(東京都板橋区・84歳)
町内会プライド隠し人気出る 小池 勇(埼玉県上尾市・69歳)
人間が好きでやまらぬお節介 沢田正司(愛知県常滑市・79歳)
酒づくり手を貸そうかとタマが聞く 茶唄鼓(広島県福山市・63歳)
老人とならずに去った百五歳 浅見忠司(東京都三鷹市・67歳)



課 題 「水」  

海岸で水着姿に一目惚れ 長嶋昭美(横浜市緑区・85歳
試着室危険水域見せつける 亀津房子(東京都大田区・67歳)
水遊びカニを追いかけバンソウコ 長田博昭(東京都葛飾区・72歳)
化粧水ちょっと多目の日焼けあと やんちゃん(福島県二本松市56歳)
うちに来て水得た魚の孫はしゃぐ よもやま話(奈良県宇陀市・74歳)
水かけっこする子らの声涼やかに 松永成三郎(千葉県船橋市・83歳)
水鉄砲いつも追った児後に妻 美川州平(神奈川県相模原市・84歳)
水飲むな今は昔の運動部 岡本充敏(東京都大田区・年齢不詳)
水分は熱中症で価値を上げ 長島秀治(千葉市中央区・79歳)
猛暑日は長い行水するカラス 福村まこと(京都市下京区・73歳)
うめるなと隠居に言われ我慢の湯 遠藤康彦(千葉市稲毛区・年齢不詳)
水掛け論知らぬ忘れた記憶無い 岩窟王(さいたま市大宮区・73歳)
惚けたとて水に流せぬこともある はぐれ雲(東京都西東京市・68歳)
仲直り水に流すとトイレ行く 小池 勇(埼玉県上尾市・69歳)
水くさいと言われるほどの仲で無し 石田達夫(千葉県市原市・65歳)
いい場面爺のくしゃみが水をさす 鴨井喜子(福島県会津若松市・70歳)
節水で妻と一緒に風呂入る イカケヤ(名古屋市緑区・65歳)
左遷地の水はうまくてよく笑う 真田義子(仙台市太白区・72歳)
名水と言われてみればそんな味 安藤昌之(千葉県浦安市・74歳)
名水は銘酒となって旅にでる 國定伊代子(東京都千代田区・77歳)
ニッポンの名水である水道水 柳谷益弘(静岡県駿東郡・75歳)
名水で車を洗ううちの村 茶唄鼓(広島県福山市・63歳)
ふる里の四季を届ける滝の音 萩原倫子(東京都千代田区・71歳)
水溜り上手によける千鳥足 沢田正司(愛知県常滑市・79歳)
二日酔冷水甘露目がパチリ 木村忠信(東京都豊島区・77歳)
メニュー見て水だけ飲んで店を出る 藤井敬三(東京都稲城市・77歳)
ペンギンが天を泳ぐと孫笑う 山岸由美子(東京都中央区・年齢不詳)
八月は日本どこかで雨被害 鎌田康裕(山形県鶴岡市・80歳)
雨を突き急ぎ咲きたる大花火 藤田洋美(東京都八王子市・年齢不詳)
温暖化水もしたたる雪女 荘子 隆(宮崎県宮崎市・66歳)
水面下見ろと笑顔のハスが言う 橋本勝三(埼玉県所沢市・69歳
へその緒が命の水を注ぎこむ 吉沢かおる(東京都中央区・64歳)
せせらぎは老人ホームの名に多い 岡田久男(東京都大田区・78歳)
未だ嫌だ末期の水はもっと先 比良正弘(川崎市中原区・90歳)




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