2024年 6月入選作品 (2024年  5月応募分から) <順不同>

自 由 吟

パプリカの赤に目覚める朝サラダ 坂本孝子 (東京都豊島区・88歳)
傘立てに新参者が仲間入り うどん人 (香川県綾歌郡・65歳)
衣替えお疲れ服の棚卸し 利光文夫 (福岡市筑紫野市・72歳)
春キャベツ桜エビのせこれぞ旬 千原喜美江 (東京都豊島区・81歳)
子よ孫よウチは無料の宿じゃない 内田順子 (東京都三鷹市・70歳)
ピンポンで浴衣はだける旅の宿 加藤佑子 (東京都調布市・77歳)
旅終えて慣れた布団のあたたかさ 山口恭子 (東京都武蔵野市・75歳)
退屈な患者が並ぶクリニック 鴨井喜子 (福島県会津若松市・77歳)
歯を入れたはずが噛み合わない会話 山登爺 (福岡県春日市・70歳)
ポテトサラダ入れ歯忘れて食べていた 佐藤 光 (東京都豊島区・81歳 )
ドキドキの胸だった今心電図 風間なごみ (山梨県甲府市・83歳)
マスク美人外さないでよそのマスク ひぐちいちおう (埼玉県上尾市・65歳)
笑いジワ気にしながらもよく笑う ぱせり (佐賀県唐津市・68歳)
喜寿過ぎて馴染みの店もツケ効かず 正能照也 (福岡市南区・77歳)
老い仲間飲むと顔出す過去の秘話 山田 明 (千葉県印西市・73歳)
酒で酔い酒で忘れてまた悔いて 浅見忠司 (東京都三鷹市・76歳)
サラダさえ作れぬ亭主威張れない 杉山鈴谷 (東京都豊島区・88歳)
昔メシ今はチンへと変わり果て ひー君 (神戸市北区・64歳)
白髪染め妻はサロンで俺自前 横手敏夫 (埼玉県南埼玉郡・70歳)
嘘をつく愛しいあなた守るため 茶飯士 (横浜市泉区・71歳)
煩悩に解き放たれて好々爺 長野 晃 (奈良県奈良市・84歳)
大谷がまた打ったかと湯の会話 荘子 隆 (宮崎県宮崎市・73歳)


課 題 「 坂 」  

アチコチに今は見えない富士見坂 五味淑子 (東京都千代田区・72歳)
坂の道垣根のバラが頑張れと 藤田とみ子 (東京都千代田区・82歳)
逢いに行くときは平気の上り坂 藤井敬三 (東京都稲城市・83歳)
健脚の妻に抜かれる男坂 二束三文 (東京都豊島区・82歳)
妻の手を久々握る登り坂 隼 人 (横浜市瀬谷区・60歳)
なんだ坂こんな坂でもこける坂 松永成三郎 (千葉県船橋市・91歳)
歩み来た坂振り返りまた一歩 大勝康弘 (東京都板橋区・65歳)
喜寿過ぎて一気に加速老いの坂 青葉太郎 (岐阜県可児市・78歳)
お買い得な家に付いてた空な坂 亀津房子 (東京都大田区・67歳)
貯筋すれば老いの坂道何のその 山岸由美子 (東京都中央区・66歳)
老いの坂もう一花と濡れ落ち葉 茶唄鼓 (広島県福山市・70歳)
登り坂息はずませて老いを知る 木村忠信 (東京都豊島区・84歳)
坂の上雲がかすれてくるシニア 岡本充敏 (東京都大田区・59歳)
名刹に現世の慈悲か昇降機 高橋和子 (東京都品川区・86歳)
ギーコギコ喘ぐチャリンコ坂の町 山登爺 (福岡県春日市・70歳)
電動自転車鼻唄交じり上り坂 長島秀治 (千葉市中央区・86 歳)
投資詐欺坂の上見せ谷底へ 石田達夫 (千葉県市原市・65歳)
あんな坂こんな坂超え今がある 鴨井喜子 (福島県会津若松市・77歳)
下り坂転がるように年重ね 岩窟王 (さいたま市大宮区・80歳)
下り坂楽なようだが笑う膝 柳谷益弘 (静岡県駿東郡・82歳)
下り坂選んで歩き谷の底 茶飯士 (横浜市泉区・71歳)
アイドルも坂を卒業一人旅 正能照也 (福岡市南区・77歳)
断捨離をしてから上るおんな坂 風間なごみ (山梨県甲府市・83歳)
上り坂時々まさかわが人生 ひー君 (神戸市北区・64歳)
この余生スイッチバックいいじゃない ぺんだこん (東京都大田区・64歳)
坂道に人生訓が詰ってる 右田俊郎 (東京都大田区・81歳)
足腰は少しの坂も見逃さず うどん人 (香川県綾歌郡・65歳)
坂道に掛け声響く朝稽古 荘子 隆 (宮崎県宮崎市・73歳)
この坂を登れば見えてくる明日 ぱせり (佐賀県唐津市・69歳)



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